こんにちは!中野の不動産屋さんのフェイス住販(株)です。
会社は絶賛自粛中ですが、このコロナの影響で住宅取得がどのように変わっていくのか考えたいと思います。
まずは既に取得したマイホームのローンの返済について。
緊急事態宣言により休業を余儀なくされた企業やお店、開店していてもお客様が来ないため収入が激減した企業やお店など、経営していても働いていても本当に大変です。
中には倒産したり、働く場所がなくなり収入がなくなってしまった方、お給料が大幅に減った方もたくさんいると思います。
政府の対応は遅く、不安もぬぐえない中ですが、住宅ローンの返済に関して銀行等が対応策を考えています。
延滞すると優遇金利が受けられなくなります!
日銀による大規模な金融緩和で超低金利が続き住宅ローンが借りやすくなっているためこの2~3年は住宅取得した方も多いと思います。
国土交通省によると2018年度の個人向け住宅ローンに新規貸出率は10年前に比べて2割も増えているそうです。
この金利ですが、今支払っている返済額の適用金利は、大体の方が基準金利に優遇を受けて適用を受けています。
例えば、2020年5月のみずほ銀行の変動金利を見てみると
基準金利 2.475% | 適用金利 0.625~0.875%(優遇▲1.6%~1.85%) |
となっています。
この▲の%が優遇金利となっていますが、ローンの返済を延滞するとこの優遇金利が適用されなくなってしまいます。
優遇金利の適用がなくなったその後は基準金利で計算されていきます。
3,500万円の借入に対し、適用金利が0.625%の場合の支払額は92,801円に対し、基準金利の2.475%では124,954円となり月々32,153円の増加となります。
ただでさえ支払いが厳しいのに支払額が増額なんて絶対無理です。
このまま払えずに放っておくと、差押→競売という流れになる恐れもあります。
金融機関も鬼ではありませんし、ましてや今回のような非常事態であれば必ず相談に乗ってくれます。
金融機関にしても不良債権を出したくはありません。
悩んでいても時間ばかりが経って、ローンの引落しに間に合わなくなってしまいます。
とにかく早めに相談してみて下さい。
https://www.zenginkyo.or.jp/topic/covid19/
延滞リスクは優遇金利の不適用だけでなく、個人信用情報に傷がつき所謂「ブラックリスト」になることもあります。
こうなると5年間はクレジットカードやローンの審査が通らなくなったり、ショッピングや携帯電話の分割払いができなくなったりと日常生活において非常に不便なことが起きてきます。
くれぐれも延滞には気をつけましょう。
住宅金融支援機構の「フラット35」の救済対策
新型コロナウイルスの影響で収入が2割以上減少するなどした利用者を対象に最長15年の返済期間延長や一定期間返済額を軽減するなどの支援策を実施しています。
https://www.jhf.go.jp/files/400352693.pdf
フラット35と言えば、ローン審査時の収入に、バイトやパート1ヶ月でも12か月に割り戻して計算してくれたり、所得要件や就業要件も緩めになっていて国民が住宅を取得しやすくしてくれている住宅ローン専用の金融機関です。
昨年は、フラットの良いところを逆手にとって投資用物件の購入に利用するという不正が発覚しましたね。
フラットでは非正規雇用の方でも審査が通りやすいので、今回のコロナの影響でリストラされたり、収入が下がったりして支払が厳しくなる方も多く出るのではないかと心配です。
不動産業界全体が景気が良いと、先ほどのフラットやカボチャの馬車のような不正が起こりやすいし、低金利で100%ローン(諸費用まで借りるケースもあります)でも家が買えるとなると、返済比率がギリギリでも頑張って購入するケースも多くあります。
経済が安定しているときはそれも良しですが、今回のような未曾有の事態には脆くも太刀打ちできなくなります。
住宅ローンの在り方を改めて考えたりするコロナ騒動ですね。
自戒も込めて・・
☆☆中野区の不動産なら(中野区以外でも)フェイス住販㈱に是非お任せください!
住宅ローンに強いです!☆☆
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